2025.08.15 /

Lottieを無料プランで実用的に活用する

これまでWebサイトにアニメーションを挿入する方法といえば「動画ファイル(mp4, gif, webmなど)を直接挿入する」または「HTMLタグに対してJavaScriptやCSSでモーションを付ける」といった手法が主流でした。
今回は、それらに替わる新しい選択肢として、Lottieを使ったアニメーション制作〜実装までを試してみたので、その手順とポイントをレポートします。

Lottieとは?

Webサイトに軽量なアニメーションを挿入できるサービスです。
LottieFiles公式サイト(日本語)

動画と比べてファイルサイズが小さく、表示が軽いのが特徴で、JavaScriptによる制御コストも低く抑えられます。

Lottieでできること

私もまだ全容は検証・把握できていませんが、多機能で選択肢も多いです。

アニメーション作成

ブラウザで利用する専用ツールLottieCreatorで直接制作できます。
また、AfterEffectsやFigmaなど外部ツールで作成したデータも利用可能。

選べるエクスポート形式

軽量なJSON形式(Lottieの本命形式)や、動画形式(mp4, webm など)でエクスポートできます。

選べる埋め込み方法

①lottie-web(公式ライブラリ+JavaScript制御)
②lottie-player(専用HTMLタグ)
③iframe
④動画形式で直接使用

特に①のlottie-webは軽量かつ制御が自由で、Lottieを使う大きなメリットが得られます。

マーケットプレイス

他のクリエイターが公開しているアニメーションをそのまま利用可能。

無料プランを実用的に活用するには

Lottieには無料〜有料プランがありますが、無料プランでは動画形式エクスポートやアップロード回数に制限があります。
特にアップロード制限はすぐ上限に達するため、業務利用では有料プランを検討したほうが良い場面もあります。

ただし、AfterEffects+Bodymovinを使えば無料プランでも十分活用可能です。

AfteEffectsに拡張機能「Bodymovin」をインストールする

BodymovinはAfterEffectsで作成したアニメーションをLottieで使えるJSON形式でエクスポートできるようにする拡張機能です。

Bodymovinのダウンロード(GitHub)

Bodymovin(GitHub)
※インストールにはZXP Installerが必要。

インストールが完了したらAfterEffectsを起動して「設定 > スクリプトとエクスプレッション」を開き「スクリプトによるファイルへの書込みとネットワークへのアクセスを許可」にチェックを入れます。

Illustrator(.ai)ファイルを読み込み、アニメーション制作

AfterEffectsにIllustratorのファイルを読み込んで、アニメーションを作成します。

AfterEffectsの操作方法ついては割愛しますが、ポイントは3つ。

1.Illustratorでは動かすパーツごとにレイヤー分けをする

2.AfterEffectsに正しい設定で読み込む

読み込みの種類は「コンポジション – レイヤーサイズを維持」
「コンポジションの作成」と「Illustrator/PDF/EPS シーケンス」はチェックしない。

3.読み込んだレイヤーをシェイプに変換

埋め込んだ際に、拡大・縮小しても劣化しないようにするために、読み込んだレイヤーをシェイプ(ベクターオブジェクト)に変換します。
レイヤーを右クリックして「作成 > ベクトルレイヤーからシェイプを作成」

JSON形式で書き出し

「ウインドウ > エクステンション > Bodymovin」から、JSON形式で書き出します。

HTMLに埋め込み

<!-- 公式ライブラリ -->
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/lottie-web/5.12.2/lottie.min.js"></script>

<!-- 描画エリア -->
<div id="lottie-box" style="width:300px;height:300px;"></div>

<!-- 再生の制御 -->
<script>
lottie.loadAnimation({
  container: document.getElementById('lottie-box'), // 描画エリア
  renderer: 'svg', // 描画方式
  loop: true, // ループ再生
  autoplay: true, // 自動再生
  path: 'animation.json' // JSONファイル
});
</script>

上記コードはわかりやすくまとめましたが、ライブラリを読み込む場所は<head>内や</body>直下が好ましいです。また、loadAnimationの実行よりも前に読み込む必要があります。
style設定や再生制御のJavaScriptも外部化推奨で、レスポンシブや任意のタイミングによる調整やコントロールができます。

loadAnimationのオプションについて詳しくはこちら

まとめ

・Lottieは軽量で制御しやすいアニメーション実装手段
・無料プランでもAfterEffects + Bodymovinを使えば十分実用的
・業務利用のスタイルや頻繁なアップロードには有料プランも検討価値あり
・将来のサービス終了リスクも考え、重要なアニメーションは動画形式でも保存しておくと安心かも

実際に、今回Lottieを使ったアニメーションを挿入したサイトはこちら:
https://web-reform.sezaki-design.com

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